手番ですよ。

2010年09月24日

第9回「2010年ドイツ年間ゲーム大賞!『ディクシット』」

ドイツ年間ゲーム大賞

ヨーロッパアナログゲームの本場ドイツ。
そのドイツでは、毎年発売される何百ものタイトルの中から「これだ!」という一作に与えられる賞がありまして。
その名も「ドイツ年間ゲーム大賞」。
ゲーム評論家などで構成される選考委員会が、毎年5月頃にノミネート作品を決め、6月下旬にそのノミネート作品の名から大賞を選出。
アナログゲーム界において、現時点でもっとも権威のある賞で、この賞を獲得することができれば、ヒット作となることが約束される、そんな賞なのです。

さて、そこで、今回の「手番ですよ。」ですが、今年の大賞受賞作となった「ディクシット」が、非常に魅力的で個人的にもかなりのお気に入りということもあり、これを大々的に紹介したいと思います!




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2010年受賞作「ディクシット」!





で、どんなゲームかというと

で、実際にどんなゲームなの?ということになるわけですが、誤解を恐れずに言ってしまうと、連想ゲームの発展形とでも言いますか。
親のプレイヤーは、配れた手札の中から一枚を選び、それを伏せて出します。
この時、そのカードからイメージされることを、どんなものでも構わないので、言いながら出します。
言うことは、本当にどんなものでも構わなくて、単純な単語でもいいですし、何かから引用したセリフ、擬音、歌を歌ってしまう、なんていうのも可。
ただし、露骨に分かりやすいものは避けるべし。どうしてなのか、というのは、また後ほど。
親のプレイヤーがカードを出したら、今度は、親以外のプレイヤーがカードを一枚ずつ伏せて出します。
親以外のプレイヤーは、親がカードを出す時に言ったことに近いイメージのカードを出すことになります。
さて、全員がカードを出した終えたところで、出されたカードを集め、よく切り混ぜます。
そして、いよいよ出されたカードがオープン!順番に一枚ずつめくっては並べていきます。
これで、親が(なにかしらのイメージを添えて)出したカードと、親の言ったことに近いイメージを持ったほかのプレイヤーが出したカードが並ぶことになります。
突拍子もないカードが一枚や二枚混ざっているかもしれません。もしくは、どれもこれもイメージ通りに見えてしまうかも。




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例えば「人生とは」というテーマでこんなカードが並んだり





カードが並べられたら、親以外のプレイヤーは、親のプレイヤーが出したカードはどれなのか回答し、正解発表。
親のプレイヤーが出したカードを当てることができれば得点が入るわけですが、この「ディクシット」の得点システムが、実に秀逸。
親以外の全員が当てた場合はそれぞれが2点獲得、親は0点。当てたのが一部のプレイヤーだった場合、3点入るのです。この場合、親のプレイヤーも3点。
ここで「露骨に分かりやすいものは避けるべし」という、さきほどの説明がでてくるわけです。
親は、得点を獲得するために、全員に当てられないような、それでいて一部の人には当ててもらえるような、そんなイメージを言う必要があるのです。
ちなみに、全員が外してしまった場合にも親は得点ナシ。あからさまに変なイメージを言うこともこれまたダメ、という仕組み。
加えて、親以外のプレイヤーは、自分の出したカードを、ほかのプレイヤーが回答として指していた場合、指していた人数×1点も獲得できます。要するに、ほかのプレイヤーを騙したら騙しただけ点数が入りますよ、っていう。
ルール自体は、ごくごく単純。なんせ、カードを出す、当てるの繰り返し、だけと言ってもいいくらいなので。
と、やっていることは、本当に単純な連想ゲームなのですが、この「「当てられそうで当てられない。当てられなそうで当てられる」という絶妙なところをつく必要があるっていうシステムだけで、抜群に面白いゲームになっているというは、本当にスゴイ。




ゲームとしての面白さにプラスして

と、ゲームのシステムをざっと紹介したところで、この「ディクシット」のさらなる魅力に触れなておかないと。
ここまでの紹介画像で、「おっ!」と思った人も少なからずいるかと思うのですが、この「ディクシット」のシステム以外の大きな魅力として挙げなければならないところが、それぞれのカードに描かれたイラスト。
セットに含められたカード84枚、すべてが違う上に、非常に幻想的で凝ったものになっていて、はじめて見た人はため息をついてしまうかも、という感じ。
実は、この「ディクシット」、もともとはフランスで発売されたゲーム。この凝ったカードは、ひょっとしたら「フランスならでは」と言えるかも。
この辺は、実際に見てもらったほうが分かりやすいだろうかと思うので、画像をちょっと貼らせてもらって。




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テイストもさまざまなカードたち





いやぁ、何度も見ているはずなのに、それでもため息が。(笑)
で、幻想的で凝っているというだけでなく、このイラストの雰囲気は、ゲームシステムの部分にも実にマッチしていて、どのイラストも親の言ったテーマに合っているような、合っていないような、と思えてくるから不思議なもので。
このイラストで、このシステム、いやはや、素晴らしいほどの組み合わせ!もう、大絶賛!
ちなみに、「ディクシット2」として追加カード集も発売されており、これを買うと、さらに84枚!合計168枚!大量のカードを見ているだけで、ニンマリしちゃいます。
綺麗なものから、ちょっと気持ち悪いもの、わけわからないもの、テイストの幅の広さも魅力的ですしね。




ぜひ、遊んでみて欲しいタイトルなわけです。

最後は、いささか大げさな締めくくりになってしまいましたが、「ドイツ年間ゲーム大賞」受賞作ということで、大げさでもなんでもない、というのはわかっていただけるはず。
もし、「いくらなんでも大げさでしょ」という方がいたら、ぜひ、ご連絡を。一緒に遊んで確かめてみようじゃありませんか!(笑)
「魅力的なのはわかったけれど、ゲームとしてどうかよくわかんないよ!」という方も、ぜひ、ご連絡を。実際に遊んでみるのがイチバン、ですから。

と、今回はここまで!
また次回も、アナログゲームの話題をお伝えいたします!
では、チューッス!




TendaysGames(テンデイズゲームズ)
ディクシット(TendaysGames内販売ページ)


posted by タナカマコト at 12:00| Comment(0) | 第1回〜第25回
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