手番ですよ。

2013年10月08日

第41回「漫画『放課後さいころ倶楽部』を読もう!&『Board Game Guide 500』が出ます!」

みなさま、ご無沙汰しておりました。
7月下旬の更新から二ヶ月半開いての更新となってしまいました。
この間、何をしていたかというと、11月に本を出版させていただくことになりまして、その執筆や作業に追われていたのです
この話は、もうちょっとあとで書かせていただくとして、まず、この秋、話題となっているコミックを一冊紹介したいと思います!




タイトルは「放課後さいころ倶楽部」

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柔らかい雰囲気の表紙からして楽しそう!



タイトルは、「放課後さいころ倶楽部」
小学館から9月に発売となったコミックなのですが、これが実にいいんです!

内容としては、京都のとある高校を舞台に三人の女子高校生、綾、美姫、翠を軸に進行していくいわゆる「日常もの」。
しかし、単に三人の日常を描いているわけではありません。
この連載で紹介するくらいだから、そして、タイトルからもわかる通り、ボードゲームと大いに関係ありなのです。

委員長であり、ちょっと堅物な翠が、ボードゲーム専門店「さいころ倶楽部」でバイトをしていることをひょんなことから知り、それをきっかけに、綾と美姫の二人が、翠や強面のさいころ倶楽部店長からさまざまなゲームを教わり、ゲームの面白さや楽しさを知っていくというのが主な流れ。
加えて、そこに、ちょっとしたエピソードが挟まってくることになります。

そんな「放課後さいころ倶楽部」、冒頭に書いたように、これが本当にいい!
何がいいって、話の中でのボードゲームとの距離感が絶妙なのです。

各エピソードで、ひとつのゲームが三人とは別の「主役」として紹介されることになるのですが、ゲームのルールや概略もしっかりと挟みつつも、説明がつらつらと続くと言うことはなく、本当に登場キャラクターたちが、実際にお喋りしているかのように、ゲームが紹介されるのです。
ただ説明が続くだけでは、場合によっては話の流れを断ち切り、また、テンションのようなものが変わってしまうところですが、これをごくごく自然な形で、本当にうまく盛り込んであるのです。
だからといって、紹介や説明の量が物足りないということもないのもまた、特筆すべきところでしょう。

そもそも、話の中にどんな風にボードゲームが出てくるのか、というのもごくごく自然。
「じゃ、ゲームで勝負だ!」とか「ゲームで告白しましょう!」みたいな、(グルメ漫画を彷彿とさせるような)なんでもボードゲームで片付けちゃおうというノリではなく、あくまで自然。
これって、彼女たちが、身近な楽しみとして、普段からゲームを楽しんでいるからなんですよね。
だからこそ、話の中でも自然にボードゲームが出てくるっていう。
そして、ゲーム中に交わされるゲーム中の会話や、ちょっとした戦略みたいなものも、あくまで等身大。普段のまま。
ボードゲームの魅力はもちろんのこと、「ボードゲームを楽しむ」三人(とその周りの人たち)の魅力で話を引っ張っている、というところでしょうか。

緩すぎず、堅苦しくなく、ごくごく自然にボードゲームが登場し、ごくごく自然にボードゲームを楽しむ。
作者である中道裕大さんご自身も、今まさにボードゲームを楽しんでいるらしく、まさに、その「楽しい」という気持ちをそのまま盛り込んだかのような内容は、本当に雰囲気がよく、「放課後さいころ倶楽部」を魅力的なものにしているのです。
各エピソードの終わりには、「さいころ倶楽部」のモデルになった高円寺のボードゲーム専門店「すごろくや」店長丸田さんのゲーム紹介も用意され、ちょっとしたゲームガイド的な楽しさも用意されています。

ボードゲーム好き、漫画好きなら、一読すべき価値のある一冊ではないでしょうか。
というわけで、「放課後さいころ倶楽部」オススメです!




すごろくや




「Board Game Guide 500」が出ます!

さて、続いては、私の本の紹介を少しだけ。
11月にボードゲームガイド「Board Game Guide 500」をスモール出版さんより出させていただくことなりました。
1983年にドイツゲームのまさにクラシック中のクラシック「スコットランドヤード」が出版されてから30年となる2013年。
この30年を一区切りとして、私が独断と偏見で選び、また、さまざまなテーマのもとに魅力的な執筆陣に選んでもらったドイツゲームを500タイトル紹介しようという、圧倒的なボリュームのガイド本です。
パート1では、80年代から2010年以降まで、年代ごとに区切って、各年代の注目作を紹介し、後半のパート2では、スペシャルセレクションとして、さまざまなテーマごとに注目作を紹介しております。
もともとのコンセプトが、レコードやCDを紹介する「ディスクガイド」のボードゲーム版ということで、1タイトルを掘り下げるということではなく、とにかく、そのボリュームが最大の魅力です。
ちなみに、それぞれのレビューは、すべて書き下ろし!私や各執筆陣、相当力を入れて書いております!
発売が近くなりましたら、またあらためて、詳しく紹介させていただければと思います。
よろしくお願いします!



posted by タナカマコト at 11:00| Comment(0) | 第26回〜第50回
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